ネタバレ&感想!映画『DOOM ドゥーム:アナイアレーション』:アクション全振りで大満足な続編

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このブログの管理人
ソレガシ

98年生まれ。元レンタルDVDショップのスタッフ。地雷っぽい映画をあえて観てはアタリだったときの快感に酔いしれてばかりいる。そんな人間です。

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今回、お話しするのは監督をジェイソン・ステイサム主演『カオス』のトニー・ジグリオが務め、エイミー・マンソン主演で送られるコチラの映画

DOOM ドゥーム:アナイアレーション

© 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.

以前、当ブログでもお話しした、人気FPSゲーム原案の実写映画『DOOM ドゥーム』のシリーズ最新作となるSFアクションです。

まず作品情報から…どうぞ。

ネタバレ&感想!映画『DOOM ドゥーム』:FPS映画の草分けにはなれなかったね…
今回は映画『DOOM ドゥーム』についてお話し!未鑑賞/鑑賞後の方向けの感想に加え、話の中身が知りたい方には簡単なネタバレ解説も!
kanpyomaki.com
2019.12.26

※当ブログでは一部の項にネタバレ解説を載せていますが、このまま読み進めても目に入らない仕組みとなっております。未鑑賞の方は評価の項を鑑賞の目安などにお使いください。

この記事の目次

  1. 作品情報
    1. 主なキャスト
    2. 主なスタッフ
    3. ストーリー
      1. イントロダクション
      2. 予告動画
      3. 結末までのネタバレ
  2. 評価
  3. 感想(ネタバレあり)
    1. アクションに全振りという英断
    2. とってつけたようなドラマパート
  4. 最後に

作品情報

主なキャスト

監督・脚本:トニー・ジグリオ

・『サッカー・ドッグ』(1999)で映画監督デビュー。『プリズン・ダウン』(2003)、『Uボート 最後の決断』などの作品を手がけたほか、ジェイソン・ステイサム主演『カオス』(2005)の監督も担当。

製作:オグデン・ギャバンスキー、ジェフリー・ビーチ、フィリップ・ロス
製作総指揮:ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ、ジョン・ウェルズ

撮影:アレクサンダー・クルモフ/美術:ケス・ボネット/音楽:フレデリック・ウィードマン

主なスタッフ

ジョーン中尉:エイミー・マンソン

・『ヴィジット 消された過去』(2015)では主演のジャニュアリー役を務める。その他の出演作には『パンプキンヘッド 禁断の血婚』(2007)、『イーディ、83歳 はじめての山登り』(2017)など。

ベトルーガー博士:ドミニク・マフハム
ベネット:ルーク・アレン=ゲイル

グラバー牧師:ルイス・マンディロア/シアー:カトリーヌ・ナレ/ヘクター大尉:ジェームズ・ウェバー・ブラウン/ウィンズロー:クレイトン・アダムス

ストーリー

イントロダクション

任務に失敗し、ユナイテッド宇宙社火星極秘研究所の警備任務に左遷されたジョーン中尉と彼女の部下数名、そして上官のヘクター大尉。

はるか地球より宇宙船に乗ってやってきた彼女たちだが、到着した研究所は何故か停電状態で内部からの応答も無く、部隊は核融合施設をも内包する研究所の電力復旧に動き出す。

しかし、内部に侵入した彼女たちが遭遇したのは、その肉体を奇怪に変異させ、誰彼構わず攻撃を繰り返す研究所職員の姿だった。

訳も分からぬままに次々と隊員がやられていく中、ジョーンは無事に任務を達成し、事の真相を暴くことが出来るのだろうか…。

予告動画

結末までのネタバレ

ラスト、結末までの簡単ネタバレ。
ポチっ!とすると下に開きます。

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大尉を含む多くの隊員が犠牲となったが、責任者であるベトルーガー博士やシアー研究員、グラバー牧師らの保護に成功するジョーンたち。

博士に問い詰めたところ、彼らは地球~火星間の転送を可能とする“ゲート”を発見し、人類移住計画に向けた実験を行なっていたことが判明する。

これ以上の犠牲を出す訳にはいかないと考えたジョーンは博士による反対を押し退け、撤退命令を下すのだった。

© 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.

博士らの護衛をしつつ、宇宙船に乗り込むジョーンたちだが、彼女はそこで操縦士の遺体を発見。背後に現れたエイリアンからの執拗な攻撃に晒される。

何とか元軍属であるグラバー牧師の支援攻撃でジョーンは一命を取り止めたものの、彼はエイリアンによる反撃を受け、死亡。

癌で失った母について親身に話を聞いてくれた牧師の死は辛いものであったが、船が操縦出来なくなった今、ジョーンは隊員の皆と研究所動力部の再起動に向かうのだった。

© 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.

動力室に到着後、ジョーンの元彼である科学者ベネットは研究所の電力復旧に成功。

しかし、突如としてベトルーガー博士がシアー研究員を刃物で刺し、失踪。後に現れたエイリアンに隊員がやられていく中、ジョーンたちは彼女が言い遺した“地下4階のラボ”に急行する。

道中ではベネットが犠牲となってしまったものの、何とかベトルーガー博士の居るラボにまで辿り着いたジョーンだったが、

彼は部隊が火星に来た時点で大昔に地球の支配者であったエイリアンに人体改造を施されており、ジョーンは全ての元凶である“ゲート”に突き飛ばされてしまうのだった。

© 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.

“ゲート”の中に居たのは地球奪還を悲願とする数多のエイリアンたち。

ジョーンはラボに向かうまでに入手していた武器“BFG9000”を用いて立ち向かうが、その数の多さには勝てず、グレネードを起動した後に反対側の“ゲート”へと飛び込む。

転送先の地球研究所では職員によって手厚く迎えられたジョーンだが、彼女の「ゲートを閉じて!」という忠告を聞く者はおらず、誰もが後に来るであろうベトルーガー博士の到着を待ちわびた。

しかし、ジョーンは分かっていた。“ゲート”の向こうから来るものが、一体何であるのかを。

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評価

映画『DOOM ドゥーム:アナイアレーション』に対する、僕の個人的評価(満足度)は…

ソレガシ

7.0
です!前作よりも良き!!

ひとくち感想

有名俳優もおらず、前作からのパワーダウンは必至かと思いきや、とんでもない!波動拳や、ダイビング・ボディーアタックを機敏に繰り出すクリーチャーとのバトル・アクションがキレまくり!!セットのチープ感こそ否めないものではあるけれど…面白いじゃないの!!!

感想(ネタバレあり)

アクションに全振りという英断

1作目からキャスト陣総入れ替えで製作されたことや、パッと見でも伝わるセットの安っぽさが実は鑑賞前の不安の種であった『DOOM ドゥーム:アナイアレーション』。

正直、「DOOM」のネームバリューを今更ながらに持ち上げ直した“焼き増し映画”の趣が強いのでは…と内心思っていたのですが、これがなかなかどうして面白い!!

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アクションシーンの見応えのためにドラマパートまでをもかなぐり捨てる、その至極あっさりとした潔さでハジけた良作ポップコーンムービーとなっておりましたww

続編である本作よりその座に着き、自身も「DOOM」シリーズの大ファンであるというトニー・ジグリオ監督曰く、

「このゲームはアクションの凄さが人気。でも映画の予算も限られているから、アクションシーンをどう演出するかが課題だった。」

ということで、彼は製作の段階で既にアクションシーンに重点を置いた構想を考えていたことが伺えますが…コレ、英断。

近年の映画に例えるなら、有志らのカンパを集めて製作された『アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲』並のチープなセットに序盤こそ目が行くものの、

パルクールを駆使して追ってくる俊敏ゾンビに対し、サテライトDDTを見舞う主人公が登場した時点でそこへの意識は霧散しましたよ。ガッツリ引き込まれましたww

各隊員のキャラが本作以上に描きこまれていたことで、前作『DOOM ドゥーム』に僕が感じてしまった序盤のウダウダ感、そしてラストでの内輪揉め感…

個人的に「うーん…」だったその部分が、本作ではアクションと本筋の物語に絞って描くことで解消されており、前作の面白さを優に超えるクオリティがあったように感じられましたね。

海外では「これはDOOMじゃない!」との非難もあったそうですが、原作未プレイな僕としてはBFGの続投があっただけでも“らしさ”を感じられる良いアクセントでした。

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とってつけたようなドラマパート

前項では“ドラマパートまでをもかなぐり捨て〜”と書きましたが、一応、補足説明をすると、完全にそれ自体がなかった訳ではなく、

主人公が抱える過去の任務へのトラウマだとか、母の形見である十字架のペンダントがキーとなるドラマがあるにはありました。

ただアクションパートの充足感に比べて、ドラマパートの満足度は低く、人物の心情が物語の都合よく変化していったりするほどなので、正直、「無くてもいいかな…」なんて思っちゃいました。

主人公を過去のしがらみから解放する役どころの牧師に『ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊』などで主役を張ったアクション畑の俳優ルイス・マンディロアを起用した理由も分からないし、

結局、ベテランな彼が海兵隊役の若手俳優たちより銃の扱いが上手いせいで、僕みたいなB級映画好きはニヤついちゃってドラマパートどころじゃなくなっちゃったし。

彼に元軍曹って過去の設定付けるくらいなら…もう下手なドラマ展開するより、彼を軸としたバトルの見せ場を増やしちゃってもよかったんじゃない??(アクション馬鹿)

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最後に

前作『DOOM ドゥーム』の感想記事では「(続編の出来には)ちょっと身構えちゃってます」なんて言ってましたが…反省。

ネタバレ&感想!映画『DOOM ドゥーム』:FPS映画の草分けにはなれなかったね…
今回は映画『DOOM ドゥーム』についてお話し!未鑑賞/鑑賞後の方向けの感想に加え、話の中身が知りたい方には簡単なネタバレ解説も!
kanpyomaki.com
2019.12.26

ガンアクションもそれなりに、やはり一番はクリーチャーとの肉弾戦に見応えがあって面白い映画でしたね。粗は多分にあれど、前作よりも面白かったですww

クリーチャーとの肉弾戦というと思い出す映画に、以前、フォロワーさんからオススメされた『スカイライン-奪還-』という、『スカイライン-征服-』の続編に当たる映画があるんですけど、

この作品も突如、襲来したエイリアンにその身一つで立ち向かう人間たちの超ド級バトル・アクションが展開されているそうなので是非観てみたいところですね。

気になった方は観てみるといいかもです!!

それでは今回はここまで。本記事に対するご意見、ご感想はコメント欄によろしくお願いします!ではでは!!

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