男一匹、復讐の道。『狼よさらば』ネタバレ&感想批評

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こんにちは、とあるです!

 

今回、お話しするのはチャールズ・ブロンソン主演、

 

狼よさらば

 

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です!!!

 

今作のリメイク作品、ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』が2018年10月19日から上映開始されましたが、

僕はオリジナル版を観たことがなかったので、こちらを観てから鑑賞しようと思い、レンタルしてみました。

 

『デス・ウィッシュ』の記事についてはコチラで書いています!

 

今回もネタバレや感想批評を踏まえてお話ししていくので、よかったら最後までお付き合いよろしくお願いします!

 

ストーリー

 

 

ニューヨークの会社員ポール。

ある日、彼のもとに1本の電話が入る。

それは、妻と娘が病院に運び込まれたという信じられない知らせだった。

そしてポールが病院へ駆けつけた時には、妻は死亡していた。

そこで、妻が何者かに襲われた挙げ句に殺され、娘も暴行されたことを聞かされたポールは憤り、悲しみに打ちひしがれる。

そんな時、ひょんなことから銃を手に入れたポール。

彼はその銃を密かに携え、公園で襲いかかってきたチンピラを射殺。

これをきっかけに沈鬱な状態が吹っ切れ、以来、次々とチンピラたちを仕留めていくポールだが…。

 

Yahoo!映画より

 

予告動画

 

Death Wish – Trailer

 

ネタバレ

 

※この項を飛ばして感想&レビューが読みたいという方は、

下のボタンを押してください。

 

↓↓↓↓↓

 

感想&レビューを読む

 

 


NYで土地の開発技師として働くポール・カージー(チャールズ・ブロンソン)は妻と夫婦水入らずの休暇を過ごした後、再び仕事に精を出し始めますが、ある悲しい知らせが飛び込んできます。

 

それは妻ジョアンナ(ホープ・ラング)と娘キャロル(キャスリーン・トーラン)が地元のチンピラに家に押し入られたのち、暴行をうけて救急搬送されたというもの。

 

ポールは慌てて病院に駆けつけたものの妻の死亡が伝えられ、助かった娘も葬式を済ませてからは心的外傷の急性ストレス障害でほぼ寝たきりとなってしまいました。

 

大きな悲しみと喪失感を感じるポールですが、次の日も彼は職場にいました。

上司は感情を押し殺して働くポールを認めつつも、気晴らしとして地方での仕事を与えます。

 

その日の仕事の終わり、夜道を歩いていたポールは強盗に襲われますが、靴下にコインを何十枚も入れて事前に作っておいた即席ヌンチャクで応戦し、撃退します。

 

その時ポールは実際に襲われる恐怖と、自ら身を守ることの重要性を感じたのでした。

 

翌朝、先日言い渡された地方での仕事のため、田舎町ツーソンに訪れたポールは悲しみを打ち消すかのように熱心に働きます。

 

それを見た取引相手の不動産業者から息抜きにとガンクラブに誘われます。

ツーソンでは誰もが自衛のために銃を持ち歩いており、このような施設もごく普通に存在しているのです。

 

誘いにこそ乗ったポールでしたが、内心は乗り気ではありませんでした。

 

ポールの父親は狩猟を行っていたのですが、ある日鹿と間違われて撃たれ亡くなってしまったのです。

大好きな父の死以来、銃を持たなくなった彼は兵役を拒否し、朝鮮戦争においても医療部隊の指揮官として従軍したという過去があったのでした。

 

それでも育った環境はポールにいまだ影響を残し、久しぶりに撃った拳銃の弾丸は、的のど真ん中に命中します。

その様子を見た業者の男は、ポールが仕事を終えてNYに戻る際に、ガンクラブで使った拳銃をお土産として手渡しました。

 

ポールはそれから外出の際に、拳銃を持ち歩くことになります。

初日の夜からさっそく強盗にあうも、自衛のため逆に拳銃で撃ち殺しました。

自らが人を殺めたという後悔の念に駆られるポールですが、その次の日からも銃は手放しませんでした。

 

キャロルの面会に娘婿と共に行った際には、最初から安全な郊外に住んでいればよかったよ漏らす娘婿に対し、自衛のため銃を取ることを提案します。

銃を手にすることに嫌悪感を持っていたポールの心は、この時にはもう変わっていたのでした。

 

ポールは時に傷を負いながらも粛清を続けました。

 

いつしか彼はアマチュア刑事と呼ばれて、世間の話題をかっさらい、

今まではやられるだけだった市民も、強盗に対して自衛を始めるようになります。

 

メディアは未だ姿の掴めない彼の情報を追いかけました。

しかし、追いかけるのはメディアだけではありません。

 

警察も彼のことを必死に追いかけていたのです。

現場に残された数少ない証拠や、過去に強盗にあって親しい人を亡くした人物であるという想定から、一連の犯行がポールによるものとほぼ断定されていました。

 

しかし、検察上層部は彼の逮捕に難色を示します。

事実、彼の登場によって週平均950件起きていた事件が450件になっているなど、犯罪の抑止力になっていたのです。

そこで事件担当の警部は、ポールにこれ以上の活動をやめさせるよう脅しをかけることにしました。

 

脅迫電話や街角での強制検査など、警察はあらゆる手で活動を阻みますが、ポールは自宅前で行われていた張り込みをかいくぐってまで粛清を続けます。

しかし今回出くわした相手は三人。しかも前後に囲まれてしまったのです。

それでも果敢に対抗したポールですが、二人を始末したところで銃弾を受けてしまいました。

 

銃声を聞いた市民からの通報か、パトカーのサイレンが聞こえます。

強盗は逃亡を図りますが、後を追いかけたポールが彼の前に立ちはだかりました。

 

しかし、いざ強盗を目の前にしたポールは先に受けた傷からの出血が多く、意識を失います。

そしてそのまま、現場に到着した警察と救急隊員によって、病院に運び込まれていきました。

 

ポールが病院のベッドで目を覚ますと、すぐに警部がやってきて言いました。

 

「我々は君の取り扱いに困っている。もし君がどこか違う街にでもいって、二度とNYに戻らなければ、事件のことを不問にしよう。」

と。

 

病院を退院したポールはシカゴ行きの電車に乗っていました。

現地につくと、新しい職場の役員が出迎えに来ています。

役員はさっそく新居へ案内しようとしますが、ポールはそれをさえぎって歩き始めました。

 

駅の構内ではチンピラが人々にちょっかいをかけていました。

ポールはそのせいで荷物を落としてしまった女性に、荷物を手渡します。

 

そして逃げていくチンピラたちに向けて指鉄砲を作り、笑みを浮かべるのでした。

 

感想&レビュー

 

ダークヒーロー誕生の裏側…

 

誰の目にも映らずに一人、また一人と夜のNYから悪党を消し去る“アマチュア刑事”ことポール・カージー。作品を観てみると元は一般人の彼が、そんなダークヒーローになりえた理由があると思いました。

 

彼のスタイルは自ら人気のない、襲われてもおかしくない状況に踏み込み、まんまと引っかかった悪党を返り討ちにするという当たり屋スタイル。いきなり本番ぶっつけです。

 

緻密な犯行トリック、PCによるクラッキング、買収根回しなどもなし、覆面で顔を隠したりもしません。では何故闇夜に溶け込み、人知れず悪を裁くことができたのか…?

 

監視カメラが今ほど普及していなかったから。

 

これに限るのではないでしょうか。

 

今では駅構内だけでなく、街のいたるところに監視カメラがあります。もし今の時代にこのようなやり方でやっていたら、一発でバレるでしょう。

 

アマチュア刑事は時代が産んだダークヒーローだと言えると思います。

 

それでも感じる爽快感、かっこよさ

 

彼が行った粛清で倒した人の数はアクション映画的にも決して多い人数ではなく、使う武器も38口径の拳銃のみとレパートリーがありません。

 

それでも自分はこの映画に他のアクション映画で感じるのと同じ爽快感や、かっこよさを感じました。一体何がそう感じさせているんだろうと考えたところ、2つほどその理由を思いついたので書いていきます。

 

まず1つ目は、拳銃一丁で仕留めるところ

 

先ほど武器にレパートリーがないと言いましたが、それは逆にポール・カージーといったら38口径の拳銃!というアイデンティティに繋がります。

 

また相手が多勢の場合でも持ち前の射撃能力の高さから、連射に適していないはずの拳銃でもきっちり仕留めるため、ヒーローが必殺技で敵を倒した時のような安定したかっこよさを感じるのではないかと思いました。

 

次にあげられる理由は、大義名分があるところです。

 

主人公の因縁の相手である敵の組織のボスが恋人を誘拐したため、取り戻そうと奮闘するというストーリー、よくありますよね。この場合の目標は恋人の救出とボスの撃破であり、途中出てくる敵の構成員に対しては私的な恨みこそないものの、邪魔をする者として問答無用で倒すことが多いです。

 

また主人公の能力が高ければ、迫り来る敵に対し一騎当千の立ち回りをすることで、見ている側としては爽快感を感じることでしょう。

 

圧倒的な力の差を堪能するということですが、この映画はそうではありません。

 

この映画の爽快感は、悪党を倒した、街が少し平和になったという達成感に近いものではないのかなと思います。

 

ポールが倒した悪党はいずれも、街で市民を暴行していたり、仕向けたとはいえポールに強盗行為をしてきた者達。倒すための大義名分があり、ポールの行動は正義に則ったものに見えることが爽快感を感じる理由かなと思いました。

 

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人間臭さが良い

 

チャールズ・ブロンソンは…イケメンではない。引き締まった肉体があるわけでもない。それだからこそか彼の演技には人間臭い魅力を感じました。

 

表情が豊かだったり、演技が特筆して上手いわけでもないんです。

 

妻が死んだ際には、ただ立っているだけ。それなのに彼の顔に刻まれたシワや目は、深い悲しみをたたえているんですよね。

 

これはもしや、チャールズ・ブロンソンならではの魅力なのかもしれません。

 

それでいいの?ポール・カージー

 

前項の最後に「正義に則ったものに見える」という表現をしました。話は主人公中心で回るので、彼の行動は正しいものとも思うかもしれませんが、あくまで犯罪。

 

ラストではその活動の再開を示唆するようでもありました。

 

最初こそ妻や娘の復讐のような動機であったものの、その事件の犯人を懲らしめるわけではないので、ただの不良狩りになってはいないかと思いました。

 

また植物状態となった娘キャロルのその後もわからない。言い方が悪いかもしれないですが、ポールは悪党退治にうつつを抜かしているとも取れると思います。

 

悪党を返り討ちにするつもりが、もしもやられてしまったら?

 

それを知ったキャロルはさらに嘆き悲しみ、症状を悪化させるかもしれないですよね。物語のテーマが、復讐からポール自身の生き様にシフトチェンジしていったのだなと思います。

 

ここがイマイチ作品に没入できない原因にもなっていると思いました。

 

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最後に

 

『デス・ウィッシュ』公開に合わせて、予習的に観た今作ですが、

 

内容に、ん?と思うところはあれど、チャールズ・ブロンソンのいぶし銀の演技が光る佳作でした。

 

さてさてこれがブルース・ウィリスのデス・ウィッシュではどうなっているのか。

前書きにも載せましたが、こちらで記事を書いているのでよろしければこちらもお読みください!

 

コメント

  1. はちまき名無しさん より:

    この映画が公開された1974年は、まだアメリカもニューヨークの地下鉄内やスラム街などで女性に対するレイプや強盗事件が多発してたと思うけど、今はあの9・11の同時多発テロ事件がおきてからニューヨークの市長が、それまでの汚れて荒れ放題のニューヨークのダークなイメージをクリーンなイメージにチェンジして世界中の人達が喜んでニューヨークを変えて一新しようと宣言して実行したから、今は?、ニューヨークも、またニューヨーク以外のアメリカの他の国もだいぶ、落ち着いてきていると思う。それよりは?、アメリカよりも、かえって日本の方のが今盛んに横浜で深夜に若い女性が杖を持った70代の男に暴行されたり、あと東京では葛飾区の一人暮らしの女子大生が去年の11月からずっと行方不明になるなど、かえって日本の方が今治安が非常に悪くなってきているように感じられてならない。また、日本は現実でも非常に物騒な事件がおきるだけでなく、2ちやんねるやSNSや各種掲示板あとmixiなどの様々なとの匿名で誰でも簡単に自由に投稿できるネット投稿の場にも、今はやたらと激しく他人のつまらない挙げ足とりをしたりまたその荒らしをした人に意気投合して好き勝手にありとあらゆるひどい誹謗・中傷コメントを書きこむ人がいて今世界中のネットの中でも、最も荒れて非常に危険性が高く犯罪に繋がりやすいのがやはりどの国の人も、日本が一番だっていう声があり、今や日本のネット程・危険且つ一番荒れてる決して触れてはならない毒物的な扱いを世界各国の国民たちから盛んに言われていて非常に日本は、今現実でもネットでも世界一危ない犯罪大国だと言っても決して過言ではないと思う。