ネタバレ&感想!映画『カリフォルニアトレジャー』コストコの地下でお宝探し!?

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こんにちは、とあるです!

 

今回、お話しする映画は、

 

カリフォルニア・トレジャー

 

© 2007 KING OF CALIFORNIA PRODUCTIONS, INC.All Rights Reserved.

 

です!!!

 

先日いつものようにレンタルショップでバイトをしていたら、この作品がレンタル落ちとして回って来たんです。

チープなフォントだなぁ…財宝とかいって映ってるの安そうな金貨だけじゃないか…とかなんとかB級感満載のジャケットを眺めていたら、次の日には宅配サービスでレンタルしている自分がいましたww

 

変に頭に残ってしまったんですよね~(^^;

他にも数枚借りていたのですが、気になりすぎてすぐ観てしまいましたよ。

 

まずはストーリーの概要や予告動画からお話ししていきますね。

 

この記事の目次

  1. ストーリー
  2. 予告動画
  3. ネタバレ
  4. 感想&レビュー
    1. ご近所アドベンチャー
    2. 勢いって大切
    3. 没入できないヒューマンドラマ
  5. 最後に

ストーリー

 

 

母親に捨てられた16歳の少女ミランダは、マクドナルドでアルバイトしながらひとり暮らしを送っていた。

そんなミランダの平穏な日常が、精神病院から退院してきた父チャーリーの登場によって激変。

町のどこかに300年前のスペインの秘宝が眠っていると言いだした父の宝さがしにつきあわされるハメになり……。

 

映画.comより

 

予告動画

 

 

ネタバレ

 

※この項を飛ばして感想&レビューが読みたいという方は、

下のボタンを押してください。

 

↓↓↓↓↓

 

感想&レビューを読む

 

カリフォルニア州郊外に住む16歳の少女ミランダ(エヴァン・レイチェル・ウッド)

 

母親は数年前に家出、父親は精神病院に入院中といった境遇の彼女は家に1人で暮らしていましたが、父親のチャーリー(マイケル・ダグラス)が退院してからは2人で住むことになりました。

しかし戻ってきたチャーリーには突然地図を広げては何か書き込んだり、道端の茂みに隠れては何かを熱心に掘るという奇行が見られ、治療の効果はまるで見られません。

 

ミランダがチャーリーから話を聞いたところ、入院中に図書館で読んだというトレス神父一行の話をもとに、彼らがカリフォルニアの地に遺した財宝を探していることがわかりました。

馬鹿馬鹿しい話だと思ったミランダですが、事実、チャーリーと行動を共にすると17世紀に使われていた実際の金貨が出てきたり、宝へのありかが見つかるために彼を強く突き放せずにいました。

 

チャーリーはミランダがどう思っていようが、そんなことに関係なく宝探しを続けます。

そして彼は努力の末に宝物がある地点を割り出すことに成功するのですが、そこには会員制の倉庫店コストコが建っていました。

 

チャーリーは半ば強引にミランダを連れて、お店に入っていきます。

2人は会員登録をしていないため本当は入店すら出来ないのですが、彼は見るだけだと言って店員を言いくるめると店内で測量を始めます。

そして地下に宝があるという地点に目印をつけるとすぐさま店を後にするのでした。

 

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あくる日、ミランダはいつものようにアルバイトに行こうとしますが、車庫にあるはずの車が跡形もなく消えています。

その後チャーリーが宝探しに使う測量器具や掘削機のレンタル料として車を売り払っていたことを知ったミランダは、父の妄想のために生活に壊されたと激怒して家を飛び出しました。

 

しかし夜になって家に帰ってみると、売られたはずの車が戻ってきています。

どうやって取り戻したのか理由を聞くためチャーリーを探したミランダは、居間に置いてあった彼愛用のコントラバスとレコードが無くなっていることに気付きました。

このことに彼なりの不器用な愛を感じたミランダは、外で横になっていたチャーリーを見つけるとそっと寄り添って語り合いました。

 

次の日から再び宝探しの手伝いを始めたミランダ。

コストコでアルバイトを始めることで店内のセキュリティを丹念に調べ上げた彼女は、店長から店のマスターキーを盗むことに成功しました。

そして翌日の夜、チャーリーと彼の友人で元警備員のペッパー、そしてミランダの三人は、ついにコストコでの採掘を決行するのです。

 

しかしコストコへの侵入は最初からつまづきます。

キーを使って建物に侵入したにも関わらず、侵入者を知らせる警報が鳴ってしまったのです。

 

これに瞬時に対応したのはペッパーでした。

彼が警報をガス漏れの警報に変えて店内のガスボンベを数本開けたところ、警報を聞いてやってきた警察や消防は単なるガス漏れだと勘違いし、穴の開いたガスボンベを回収するだけで去っていくのです。

その後ペッパーは建物の外に出て、外の様子を確認する立場に回ることになりました。

 

危機を脱したチャーリーとミランダは目印をつけた床の掘削を始めようとしますが、目印は店員の清掃によってきれいさっぱりなくなっています。

時間がないから掘るべきではないというミランダに対し、確かこの辺りとうろ覚えで掘削を開始してしまうチャーリー。

しばらくすると異様な臭気を放つ水脈に当たりました。

 

ミランダはその水脈を下水だと言い掘削を中断させようとしますが、チャーリーは硫化銅が溶けた川だと言い張ります。

中断の願いはまたも届かず、チャーリーは店内で潜水服を調達すると一人で潜っていってしまいました。

 

一方その頃、外で見張りをしていたペッパーは警察に捕らえられていました。

ガス漏れ騒ぎがあったばかりのコストコの駐車場にいた彼は、不審人物として見られてしまったのです。

警察はペッパーから押収したトランシーバーからコストコの店内で何かが起きていることに気づくと、すぐさま現場に急行します。

 

警察がやってきたことに驚くミランダは潜っていったチャーリーを引き上げようと、彼に結び付けた縄を引っ張ります。

しかし彼も彼で何かを見つけたようで深く深く潜ろうとします。

ミランダは引っ張られた拍子に頭を棚にぶつけ、意識を失ってしまうのでした。

 

チャーリーが浮上すると、すでに売り場に警察がやってきています。

彼は気絶した娘を別の階の自販機に縛り付け、止血を始めました。

 

やがてミランダが意識を取り戻すとチャーリーは、

「父親に縛られたと言え。自分は再び水脈の中へ向かう。」

と言い、小さなレシートの切れ端を託しました。

 

もう戻ってこないことを悟ったミランダは泣いて叫びます。

その際、今まで病院から帰ってきてからというものチャーリーとどこか他人のように呼んでいた彼に対し、はじめてお父さんと呼ぶのですが、彼は一人水脈へと戻っていきました。

 

チャーリーはその後、穴を奥へ奥へと進んだ先に黄金色に光る水面を発見します。

しかし事件の責任を負わずに済んだミランダが普通の生活を取り戻し始めても、家に帰ってくることはありませんでした。

警察の懸命の捜索にも関わらず、死体すら浮かばないのです。

 

チャーリーが最後に託したレシートの切れ端。

それはコストコの冷蔵庫のものでした。

 

冷蔵庫を購入したミランダがカリフォルニアの海岸で中身を開けてみたところ、キラキラと黄金色に輝く何かがありました。

 

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感想&レビュー

 

ご近所アドベンチャー

 

本作の特徴はなんと言ってもCOSTCOが宝探しの舞台であること。

 

財宝があるのは地下迷宮の奥深くや、数多くのトラップがめぐらされた古の遺跡の中だろうという考えで凝り固まっていた自分にとって、この展開はすごく刺激的でした。

 

確かに財宝がある遺跡が今も当時のまま残ってるとは限りませんし、財宝自体もそんな大仰な場所にあるとは限りませんよね。遺品整理で何百万もの大金が出てきた!…なんて話も時々聞きます。

 

もし人知れず財宝を保管していたところが土地開発によって住宅地になっていたのなら、そこに住み始めた人の庭から宝物が出てくるなんてことは有り得なくもないですよね。

 

もっとも水道管の設置やらなんやらでその確率は恐ろしく低いわけですが、少しでも宝物の存在を裏付ける資料があるならば、それに賭けてみるのがロマンです。

 

本作のチャーリーはロマンに生きた男だと言えますね。

 

勢いって大切

 

映画の中では侵入者を阻むために数多くの罠が設置されている遺跡がよく登場します。しかし今の時代ではそんな遺跡よりもコストコへの侵入の方が難しいのでは?と本作を観ていて思いましたね。

 

何故なら古の遺跡と違って、お店には人の目があるから。そこにいる人たちの多くは携帯電話を持っており、不審な行為をしていたら通報されることなど目に見えて分かります。

 

しかしそんなコストコへのチャーリーの侵入方法はというと…、

 

まさかの強行突破。

 

コストコは会員制のお店ですが、チャーリーたちは見るだけだと受付の店員を押し切って、堂々と宝の埋められた場所を測量するのです。お客さんは怪訝な顔をしながらも変人に関わらまいと避けていくし、店員は毅然とした態度の彼につい行為を黙認してしまうんです。

 

勢いって大切ですね…。

 

さすがに採掘は夜間に回したチャーリーですが警報の対処だけ専門家の友達に任せて、あとは元気にドリルで掘削。

 

タブーを破りまくる彼には一種の爽快感すら感じました。

 

没入できないヒューマンドラマ

 

宝探しを前面に出したジャケットながら、本作の中身として大きな割合を占めるのは精神病院帰りの父とそれに振り回される娘のヒューマンドラマ。

 

しかしこれがなかなか没入出来るものじゃない…。

 

もしも自分の父親が明らかにおかしな行動をとっている上で、

「宝はコストコにある!掘るぞ!!」

なんて言ってきたものなら病院に連れていくか、最悪縁を切ります。犯罪の片棒を担ぎたくないですもん…。

 

ですがミランダは何だかんだ言いつつ、付き添っちゃうんですよね。

その結果、問題はあってもこれが私の大好きな父親だ~みたいな展開になるんですが、

 

果たしてそんな感情、いざ自分がなった時に感じるか??と思ってしまいましたね。

 

家庭をほったらかして、自身の将来をぶち壊した男ですよ??ひとつの愛の形といえばそれでいいのかもしれませんが、自分には合いませんでした…。

 

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最後に

 

う~ん、B級だぁ~~。

それを期待してみたのだからいいにはいいんですけどドタバタ系コメディがメインかと思ったら、案外ヒューマンドラマな面が強かった。

 

そこの内容はあまり受け入れられるものじゃなかったなぁ~。

 

設定だけでも楽しめたからいいけどね。

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