あまりの酷さに沈黙…『沈黙の大陸』を観た!ネタバレ&感想批評

Copyright 2017 Gold God Video & Culture Company LTD

 

こんにちは、とあるです!

 

今回お話しする映画は、

 

沈黙の大陸

 

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です!!!

 

自分はアクション映画というものはあまり観ないのですが、スティーブン・セガールの出る作品はよく観ていてですね。

 

先日バイトでDVDの返却をおこなっていたところ、彼の新作が入荷されていたのでさっそく借りてみてみましたよ!

 

何にも考えずにアクションを楽しみたいと、軽い気持ちで観てみましたが、

 

うーん…。

 

同じく新作が気になって、このブログを読んでくださった方には申し訳ないですが、今回は酷評しまくります…。

 

それでもよかったら最後までお付き合いください(-_-;)

 

ストーリー

 

 

北アフリカ某国。

引退した傭兵ラウダーは、現在はバーを経営しながら武器密輸など裏社会の便利屋として暗躍していた。

そんな彼のもとに、国の通信インフラ整備プロジェクトに入札するフランス企業のマイケルから、ライバル企業のヤンに対する妨害工作の依頼が舞い込む。

任務を進める中でマイケルが独立国家樹立を企むカバー将軍と結託して内戦を引き起こそうとしていることを知ったラウダーは、ヤンと協力して彼らの陰謀を阻止するべく奔走するが……。

 

映画.comより

 

予告動画

 

セガールVSタイソン!ドリームマッチが遂に実現!!『沈黙の大陸』DVD予告

 

ネタバレ

 

※この項を飛ばして感想&レビューが読みたいという方は、

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↓↓↓↓↓

 

感想&レビューを読む

 

 


北アフリカの某国では長く続いていた南北に分かれた内戦が終結し、通信インフラの発展が急務となっていました。

中国の通信会社であるDHテレコムと、欧州の通信会社、特にMTMはこの一大プロジェクトの権利を得る入札で熾烈な競合を繰り広げています。

 

3G回線のスピードをあげる強化プログラムを作り勝負に出るDHテレコムのヤン・ジェン(リー・トンシュエ)に対し、

MTMのマイケル(クロヴィス・フーアン)は、入札を仕切る国際電気通信連合の専門家スザンナ(ジャニケ・アスケヴォルド)と蜜月の関係を築き、流浪の民となった部族の男カバ(マイク・タイソン)や元傭兵の便利屋ラウダ―(スティーヴン・セガール)に妨害工作やプログラムの入手を依頼。

現地の警察を買収するなどして、対抗しました。

 

ある日、ヤンスザンナはDHテレコムが現地に初期投資で作った中継タワーの視察に向かいます。

 

タワーのシステム起動のためにはスザンナによる指紋認証がなければなりませんが、ヤンが起動するよう頼んだとき、そこに彼女の姿はありませんでした。

スザンナは近くで、ブータン族の女性が自らの子どもに割札をしているところを目撃し、止めようとしていたのです。

 

割札の文化を有さないヤンスザンナは子どもを取り上げ逃亡するものの、ヤンは捕まって縛り上げられ、スザンナも追っ手に捕まってしまいます。

 

命の危機を感じる二人でしたが、寛容なブータン族の族長アサイドは子どもの安全を確認したのち、二人を開放したのです。

アサイドヤンに謝罪の印として酒の入った水筒を送りました。

この時、憎みあっていたヤンスザンナの間には少しばかりの友情が生まれました。

 

あくる日、プロジェクトの権利を得る会社を決めるための通信技術のテストが開かれますが、マイケルは取り寄せたジャミング装置でDHテレコムの通信を妨害します。

妨害によりハウリング音を出してしまったDHテレコムは大きく減点されますが、バックアップ用の周波数を用意していたことでなんとか切り抜けることができました。

 

しかし安心したのもつかの間、現地の警察が突然会場に現れ、抜き打ちで所持品検査を始めると言い出します。

最初に指名されたのはヤンでした。

そう、彼はマイケルの息のかかった警察によってハメられたのです。

 

手錠をかけられ、連行されるヤン

しかし次の瞬間、会場は銃声に包まれます。

 

警察を撃ち殺し、置いてあったパソコンや周辺機器を破壊するその一団はカバの部隊でした。

南部の指導者である副大統領が暗殺されたことを大統領が行ったものだとして、南部の軍を扇動し、各地を襲撃していたのです。

 

しかし、本当に暗殺を行ったのはマイケルと、マイケルの背後につくフランス政府でした。

マイケルは通信契約で得られる利益よりも、内戦を故意に引き起こしてから武器の密売をおこなうことで得られる利益の方を優先し、そのための駒としてカバを焚きつけたのです。

 

マイケルと会場の裏で密談をしたカバが再度襲撃を開始するために会場を撤退したあと、今度は大統領直轄の軍がやってきて会場の皆を開放しました。

 

その時同行してきたオマール局長ヤン達に、

「南の指導者らが副大統領暗殺についての今後の対応を電話で通知するため、明日の午前9時までに、破壊された通信回線を復旧しておくように。」

という大統領からの命を伝えました。

 

会社の枠を超えて部品を共有しあってサーバーを組み立てなおしたヤンは、南への通信回線がつながらないのは南北の境界にある三本のタワーに取り付けた受信機が破壊されているのが理由ではないかという考えにいたります。

 

さっそく修理に向かったヤンスザンナ、そして護衛部隊は、カバらの襲撃に耐え、一本目の中継タワーを修復に成功します。

しかし二つ目のタワーに向かう道中で敵の駐屯部隊に遭遇してしまうのでした。

 

無駄な争いを避けたいヤンたちは、国連軍や赤十字の旗を使って所属を偽装する作戦を考え付きますが、肝心の旗がありません。

ヤンは車に積んであった中国の国旗を使うことを提案しましたが、スザンナたちに却下されてしまいました。

 

それでも、このままでは事態は悪化の一途をたどると考えたヤンは、駐屯部隊の激しい攻撃をかいくぐり、国旗を掲げることに成功するのです。

旗を見た駐屯部隊は攻撃を中止し、ヤンたちは何とかその場を切り抜けられ、二つ目のタワーを修復することができました。

 

しかし最後のタワーはカバらの砲撃によって破壊されてしまいます。

望みを絶たれたように思われたヤンでしたが、彼にはまだ秘策がありました。

 

それは救援に来ていた国連軍のヘリを中継地にして通信回線をつなぐというもの。

そのヤンの秘策が功を奏し、副大統領暗殺の真相を知った南部の軍からの矛を収めるつもりである旨の通信を大統領に伝えることができました。

 

国が再び内戦状態に陥ることをヤンは自らの身を挺して防ぎ、その功もあってDHテレコムは入札に勝利したのです。

 

しかし、マイケルはそれだけで引き下がる男ではありませんでした。

先ほど会社を超えて部品を共有して作ったサーバーの中身を報道陣に公開し始めたのです。

残念ながらDHテレコムの部品の多くは先の襲撃でダメになっており、MTMの部品を多く使っていたため、マイケルに知的財産権侵害だと提訴されることになります。

 

逆にDHテレコムは社の存続に関わるほどの窮地に立たされてしまうのでした。

 

一方その頃、元傭兵の便利屋ラウダ―マイケルに依頼されていた強化プログラム強奪の仕事を降りる気でいました。

マイケルのやり方には賛同できなかったのです。

依頼から降りたラウダ―は、強化プログラムを持っているヤンマイケルの雇った部隊に襲われることを見越して、彼を救出するのでした。

 

救出されたヤンは族長のアサイドと合流しますが、そこにもマイケルらが襲撃してきて、応戦したアサイドは命を落としてしまいました。

 

現地に留まることを危険と考えたヤンは逃亡を開始しますが、船に乗ったところで遂にマイケルカバに見つかってしまいました。

 

マイケルはプログラムを奪って解析を始めると、ヤンの始末をカバに頼みます。

カバに海へ投げ捨てられそうになるヤンですが、アサイド族長の死の真相を伝えると、マイケルには始末したフリをして匿ってくれたのでした。

 

なんとか逃げおおせたヤンは強化プログラムのソースコードを公表します。

ソースコードは会社の商品の核となるもの、それを公にするということは普通では信じられないことなのですが、訴訟に勝利するために決行したのでした。

 

その甲斐もあって、DHテレコムは裁判にも勝利。

ヤンはソースコードの開示と共有がもたらす通信業界への貢献が認められ、業界から表彰されることとなるのでした。

 

しかし、ヤンが会場を訪れてすぐ、近くのテーブルが爆発します。

爆破の犯人はカバでした。

 

マイケルヤンが生き延びていたことを知って、会場を爆破しようと目論み、カバに爆弾の設置を指示したのでした。

 

改心したと思っていたカバの行動にヤンは驚きつつも、殺すなら自分を殺すようにカバに話しかけます。

 

しかし、カバは殺すべきやつはほかにいるといい、会場のモニターをつけます。

そこに映っていたのは、爆弾を巻きつけられ縛られたマイケルの姿でした。

カバは自分を騙したマイケルを爆破すると、罪の清算として自ら命を絶ちました。

 

一連の騒動はここに終わり、プロジェクトの権利を獲得したDHテレコムは世界有数の大企業へと成長していくのでした。

 

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感想&レビュー

 

沈黙のタイトル詐欺

 

沈黙シリーズが、本当の意味でのシリーズものではないというのはよく知られた話ですよね。所々繋がりがある作品はあれど、基本的には別々の作品であり、原題においての沈黙シリーズというものは存在しません。

 

でも日本で沈黙シリーズ最新作というと、スティーブン・セガールの新しい映画出たんだー!と皆さん思いますよね。そういう意味では、築き上げた知名度を活かした邦題になっているとも言えます。

 

しかし内容どうこうよりも、観てもらうことに重きを置くというのは、映画が商業主義の食い物になっていることを如実に表していると思います。

 

しかし今までの沈黙シリーズという邦題を例え認めることにしても、今作沈黙の大陸には許せない理由があるのです。

 

それは原題を見ていただければ分かると思います。

 

『中国推销员』

 

今作は中国映画なんですね。これを英訳すると、

 

『China Salesman』

 

となり、あらすじを見た方は中国の通信会社社員ヤンが主人公の話だとわかると思います。つまりこの作品の主人公はセガール演じるラウダーではないんですね。

 

 

セガールが出演したからと言って、あたかも主人公と勘違いさせるような邦題を付ける。

 

これってどうなんでしょう??

せめて、主人公ではあってくれよと思うのですが…。

 

沈黙のジャケット詐欺

 

タイトルが『China Salesman』だったとして齟齬が発生するところがありますよね。

 

そうジャケットです。

 

最強VS最狂と銘打ってセガールとマイク・タイソンが睨み合ってますね。

 

これを見るといかにも二人の戦いがメインストーリーのように描かれているのに、中身がヤンが主人公の話なのだから、肩透かしを食らったように感じるでしょう。

 

そして期待した直接対決も本編開始10分に1度だけ。

 

それを引き伸ばして引き伸ばして、この作品の見どころのようにするというのはジャケット詐欺と言わざるを得ず、本当の主役であるヤンを演じたリー・トンシュエが可哀想に思えてなりません。

 

このようにタイトルとジャケットによって、本来の内容とは全く違う虚偽の作品に作り上げられた沈黙の大陸には憤りに近い感情すら覚えましたね。

 

中身は中国礼賛映画

 

前項で作品の展開方法についてボロクソに書き連ねましたが、肝心の中身はどうだったかと言うと、それも良くなかったです…。

 

1時間50分というアクション映画にしては長い時間を使っておいて、状況が分かりづらい。それも複雑に入り組んだストーリーというわけじゃなく、ただただ説明不足なだけ。なんとか理解したところで、シンプルに面白くなく、その時間に見合ったものは何もありません…。

 

観るだけ損だと思います。

 

話の展開としては、あの手この手で妨害してくる欧州の会社に中国の通信会社が立ち向かって勝つというもので、現実世界でも仲の良くない国を敵として設定し、自国がそれに打ち勝つことで爽快感を得るというよくある構造です。

 

アメリカの映画ではよくロシアや中国が敵役としてよく出てくるのと同じですね。でも沈黙の大陸ではその自国の持ち上げがあまりにわざとらしく、観ていて寒くなりました。

 

中でも軍属を偽装して敵の部隊をやり過ごすシーンにおいては、国連軍や赤十字の旗の代わりに中国の国旗を掲げることでやり過ごすという方法で切り抜けるのですが、あまりにも無茶すぎませんか…?w

 

舞台はアフリカなのに急に中国の国旗掲げた車両が来たら、普通警戒しますよね。

 

場違いですもん。

 

それでも何故、ヤン達が場を切り抜けられるのか。作中では中国はアフリカの国々の友人だからというような、曖昧な理由で片付けられるのです。

 

なんじゃそりゃ…。

 

その後は武装組織までもが、

「ニーハオ!中国の友人!」

とまでいう始末…。

 

中国は世界の友人というような露骨なアピールが観るに堪えない…途中で観るのやめようかとすら思いました。

 

良かった点はと言うと…。

 

正直、良いところをあげるのすら難しいのですが、伝説のセガール拳に対し、マイク・タイソンが現役の頃を彷彿とさせるボクシングスタイルで挑む、セガールとタイソンの直接対決のシーンだけは少しばかりテンションが上がりました。

 

それぐらいですね。本当に。

 

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最後に

 

スティーブン・セガールの沈黙シリーズ最新作ということでレンタル初日に借りてみたのですが、中身はとんだクソ映画で、観ている自分が沈黙しました…。

 

正直、店員としてもこれを持ってきたお客さんがいたら、やめるように勧めたい…。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

とある
とある

口直しに面白い映画が観たいなぁ…。

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