ネタバレ&感想!映画『キングダム』は原作未読でも楽しめる!続編も期待大な作品!

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こんにちは、とあるです!

 

今回は漫画家・原泰久による同名コミックスを山崎賢人や吉沢亮などの豪華俳優陣で実写映画化した作品、

 

『キングダム』

 

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

 

についてお話しします!!

 

原作である『キングダム』は映画の公開日である2019年4月19日にコミックス第54巻が発売される歴史アクションエンターテイメント作品。

 

その長さ故に映画で初めてご覧になられる方は「原作を知らない人でも話についていける内容なのかな?」と、

 

逆にファンの皆さんは「あのキャラを実写化って…大丈夫かな?」と思われるのではないかと思いますが、

 

心配ご無用!!

 

原作未読のまま本作を鑑賞したものの、観終わった後にその面白さから原作とアニメを追いかけてファンになった自分が保証します。その理由についても後々お話ししていきますね!

 

まずは作品情報からお話ししていきますが、ネタバレや感想を先に読みたい方は目次を使うとスムーズな移動ができるので是非ご活用ください!

 

この記事の目次

  1. 作品情報
    1. 主なスタッフ
    2. 主なキャスト
    3. 予告動画
  2. あらすじ、ネタバレ
    1. 幼馴染“漂”の死と、若き王“嬴政”との出会い
    2. 山の民の力を得て、王都奪還へ
    3. クーデター終結、夢への歩み
    4. コメントBitcasino
  3. 感想
    1. 原作を知らない人も楽しめる親切でアツいストーリー
    2. 戦闘シーンがかっこいい!
    3. ファンも納得のキャスティング?
    4. 忠実になりすぎるがあまり…
  4. 続編の可能性は?
  5. 評価、まとめ

作品情報

 

製作年:2019年

製作国:日本

上映時間:134分

原作:原泰久「キングダム」

主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」

公式サイト:https://kingdom-the-movie.jp/

 

主なスタッフ

 

監督、脚本:佐藤信介(『GANTZ』シリーズ、『BLEACH』など)

アクション監督:下村勇二

脚本:黒岩勉、原泰久

 

撮影:島秀樹/編集:今井剛/装飾:秋田谷宣博/衣装デザイン:宮本まさ江/音楽:やまだ豊/中国史監修:鶴間和幸

 

主なキャスト

 

信:山崎賢人(実写版『斉木楠雄のΨ難』、『四月は君の嘘』)

嬴政、漂:吉沢亮(『あのコの、トリコ。』、『ママレード・ボーイ』)

成蟜:本郷奏多(『テニスの王子様』、『凛』)

 

河了貂:橋本環奈/楊端和:長澤まさみ

昌文君:高嶋政宏/王騎:大沢たかお

 

竭氏:石橋蓮司/壁:満島真之介/バジオウ:阿部進之介/タジフ:一ノ瀬ワタル/里典:六平直政/朱凶:深水元基/ムタ:橋本じゅん/左慈:坂口拓/ランカイ:阿見201/魏興:宇梶剛士/肆氏:加藤雅也/騰:要潤

 

※太字=役名、細字=俳優名。括弧内は主な出演作。

 

予告動画

 

 

 

また『キングダム』が連載10周年を迎えた際に製作された実写特別動画も載せておきますので、よかったらご覧ください!

 

 

 

あらすじ、ネタバレ

 

※下のボタンを押すとネタバレを飛ばして感想を読めます。

↓↓↓↓↓

感想を読む

 

幼馴染“漂”の死と、若き王“嬴政”との出会い

 

ある晩、秦国の奴隷少年“信”のもとに、軍に登用されていったはずの幼馴染“漂”が血塗れ姿で現れます。

 

漂の死後、彼が遺していった地図の示す場所に向かった信はそこで漂と瓜二つな秦国王 嬴政と遭遇。

 

漂が異母弟の起こしたクーデターによって逃亡中である彼の替え玉として死んだことや、彼が忠臣 昌文君との合流地点へ向かう途中であることを知った信は、

 

幼馴染の死の真相を知って怒りながらも、彼と漂と共に抱いていた天下の大将軍になる夢を叶えるために嬴政の復権を手助けするのでした。

 

山の民の力を得て、王都奪還へ

 

襲いくる刺客を打ち倒し、戦う度に強くなる信。道中で河了貂という名の娘を仲間に加え、無事に昌文君と落ち合えた彼らは、

 

嬴政の弟 成蟜が挙兵した8万の軍勢に対抗するため、400年前に一度同盟を結んでいた山の民に助力を願います。

 

初め山の民たちは一方的に同盟を切って虐殺を重ねた秦を恨んでいましたが、嬴政の“国境なき中華”の思想に心を打たれて力を貸してくれることに。

 

しかしまともに当たれば勝ち目がないのは明確。

 

そこで彼らは成蟜軍に臣従を申し入れる山の民の使節団として王宮入りを果たし、嬴政、昌文君、“山の民の王”楊端和らの強襲班と、

 

信、河了貂たち奇襲班に別れて成蟜を狙い、王都を奪還する作戦を考案。実行に移すのでした。

 

クーデター終結、夢への歩み

 

隠し通路を守っていた巨漢 ランカイを破って本殿に辿り着いた信たちは苦戦の末に元将軍 左慈をも撃破します。

 

成蟜に組みしていた左丞相 竭氏ら高級官僚が恐れおののいて次々と逃走を図る中、成蟜は一人外の広場へ。

 

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そこではたかだか数十人の兵しか持たない嬴政らに成蟜側の将兵たちが何とか抗戦する光景が広がっていましたが、

 

信に追われる形で現れた成蟜の姿を見て、また左慈の死を知ってクーデターの失敗を悟った将兵らは戦意を失っていきます。

 

正当な王の血筋であることに驕るだけだった成蟜に詰め寄り、彼のせいで死んだ者たちの痛みを拳で自覚させる嬴政。

 

その後、勝敗は決したと考えた彼が反乱軍に投降を呼びかけていると、突然広場に現れたある人物が「貴方は一体、どのような王になるおつもりか?」と尋ねてきました。

 

その人物とは戦争で成蟜側についていながらも、裏では何故か嬴政らに利する行動も取っていた天下無双の将軍 王騎。

 

まるで新しい王を見定めるかのような質問に嬴政が「中華の唯一王だ!」と答えると、王騎は天下をその目に宿す若き王に対して確かな器を備えた人物であると評価し、王宮を後にするのでした。

 

かくして国を割る戦乱は終結。王都は一時の平穏を手に入れます。しかし信は天下の大将軍になる夢の、嬴政は国境なき中華の唯一王になる夢の実現のため、歩みを止めることはありませんでした。

 

 

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感想

原作を知らない人も楽しめる親切でアツいストーリー

 

単行本の巻数が既に50巻を越えており、サクッと楽しめるといった感じの量では無いため、初めての人には触れにくい雰囲気があるともいえる本作。

 

また歴史モノのドラマには聞き慣れない単語や複雑な制度が出てくるので、本作にも抵抗感がある…って方もいるかもしれないですね。

 

ですがこの『キングダム』は原作を知らない、また歴史ドラマが苦手…という方でも十分に楽しめる作りとなっていました!

 

その理由として挙げられるのは無駄な情報を省いた分かりやすく、アツい展開のストーリー。そして様々なバトルスタイルを持つ敵との戦い。この2つです。

 

戦いについては次の項でお話しするとして、まずストーリーの方を説明すると例えば成蟜がクーデターを起こして各地に兵を動かした際、原作では

 

「玉璽すらないのに!?」(玉璽…王命の印のこと。璽なしで兵を興すのは法で禁じられていた。)

 

といったニュアンスの言葉が出てきていましたが、それを映画内で解説していたら肝心の物語に意識が回りませんし、しなかったらしなかったでどういう意味か分かりませんよね…。

 

だから作中ではスムーズな物語の展開のために玉璽のくだりをカット。

 

他にも鑑賞者を混乱させるような小難しいワードは他の言葉で代替するなど、物語を心置き無く楽しめる工夫がなされていました。

 

また本作で描かれたストーリーは原作における4.5巻まで、アニメでは15話までの話に相当し、登場人物が多くないのも功を奏しています。

 

しかし、そんなブラッシュアップが施された作品でも中身の面白さは失われていません。

 

幼馴染“漂”の悲劇的な死から始まる主人公 信の物語は、彼に瓜二つの若き王 嬴政の登場によって急展開。

 

自身が持つ天下の大将軍になるという夢…また漂の遺した夢を一身に抱いた信だけでなく、国境なき中華の唯一王を目指す嬴政、そんな彼に一族の夢を託した山の民の王 楊端和など、

 

一貫して“夢”をテーマに描かれた魅力的なキャラクターと共に、数々の苦難を乗り越えながら王都奪還を目指します。

 

少年漫画としては王道も王道な展開…なのかも知れません。しかしテンポの良さも相まってか、

 

めちゃくちゃにアツくなれる…血が滾るんですよね~。

 

きっと原作を知らずに観た他の方たちもすんなりとストーリーを受け入れられ、観たあとには漫画やアニメを追ってみたい!と思ったのではないでしょうか。

 

次の項ではそんな物語に彩りを加えた“戦い”について詳しくお話ししますね。

 

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戦闘シーンがかっこいい!

 

戦闘パートで言うとこの実写版『キングダム』は、原作やアニメ版を大きく超えた魅力を持っている…そう自分は思います。

 

それは何故かと言うと『GANTZ』シリーズ、『BLEACH』など本作の監督である佐藤信介が手掛けた他の実写化映画でもアクション監督を務める下村勇二のもと、

 

主人公“信”が様々なバトルスタイルを持つ敵に挑む戦闘シーンが圧倒的な躍動感で展開されていたから。

 

しかし本作の戦闘シーンは雑兵を蹴散らす爽快感を売りにしたものではなく、

 

序盤の強敵として現れる伝説の暗殺者集団“朱凶”の徐完に、南方地域の出身で毒矢を用いた遠隔戦から鉞(まさかり)を使っての近接戦まで何でもござれなムタ、

 

成蟜の側近であり恐ろしいほどの怪力を持っているランカイ、そして元将軍である人斬り隊長“左慈”といった四人との戦いをメインとして描いたもの。

 

それぞれの戦いの最中にもメキメキと成長していく信がとてもカッコよかったですし、

 

原作ではランカイとの戦いが最後に設定されていたものの、実写化に当たって左慈に元将軍という設定を付け加えたことで、

 

天下の大将軍になる信とその前に立ちはだかる元将軍という対立の構図が生まれ、より戦いが持つ意味というのを味わえたように思います。

 

ストーリーに加え、アクションも良い…原作未読でも大いに楽しめる本作は、原作ファンですら虜にするものでしょうね。

 

それでは次の項では原作ファンが気になって仕方なかったであろう“実写化映画最大の不安ポイント”についてお話しします。

 

ファンも納得のキャスティング?

 

上手く行けば原作ファンのお墨付きもついて、知名度や興行収入の大幅UPが期待出来るものの、

 

下手したらSNSなどで散々こき下ろされた挙句、駄作のレッテルを貼られて観ようか迷っていた浮動層の客足も遠のくという、

 

なかなかにリスキーな面も孕む実写化映画。

 

しかし本作は原作のファンであり、実写化に不信感を持っていた方の心をもぐっと掴むような作品になっていました!

 

先日gooランキングさんにて発表された「成功したと思う漫画原作の実写化映画」を見てみると、

 

1位を『テルマエ・ロマエ』シリーズ、2位を『のだめカンタービレ 最終楽章 前編・後編』、3位を『るろうに剣心』シリーズが占めており、

 

「キャストがはまっていた」という意見の多い作品ほど上位に食い込む結果になっていたとのことから、

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自分は原作ファンの方が実写化映画に対して注目するポイントの1つに「あのキャラをあの俳優は演じ切れているのか」があると思うんです。

 

4位以下のランキング結果はコチラ↓

大成功だった!漫画原作の実写化映画ランキングTOP58
大成功だった!漫画原作の実写化映画ランキングTOP58
ranking.goo.ne.jp

 

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でもそういう目線で本作を見てみると、各キャラのハマり具合は過去の実写化映画と比べてもかなりハイレベルなものになっていたんですよね。

 

鑑賞中も「この役にこの人ってなんか合わないなぁ…」とモヤモヤすることはありませんでしたし、

 

豪華すぎる俳優陣もただの客寄せパンダになっておらず、皆それぞれの役の魅力を引き出していたように感じました。

 

特に漂/嬴政を一人二役で演じた吉沢亮、

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

 

成蟜役の本郷奏多、

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

 

楊端和役の長澤まさみ

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

 

…ここらは本当に別格。

 

吉沢亮は快活で芯のある少年 漂を1点の曇りのない澄み切った瞳で演じたかと思いきや、

 

国を追われた若き王 嬴政を演じる時にはその瞳は堂々と、天下への道のりを捉えたものになっているなど、持ち前の三白眼を活かした“目の演技”でも魅せていたし、

 

原作の成蟜はちっちゃくて姿かたちからも小物感が半端なかったけど、それなりの身長の高さを持っている本郷奏多は、

 

したり顔→焦り顔の落差や、少し斬られただけで注射苦手な男の子みたいに情けなく喚いたりと見た目のハンデを演技で覆していた。

 

長澤まさみなんか白い肌と凛とした表情などの見た目だけでもハマり感すごいのに、戦闘民族である山の民の王 楊端和として内面に確かな強さを秘めてたんですよね。

 

ちょっとこればっかりは感覚でしかないんですが観ている時には

 

とある

あーあ…自分も他の雑兵と一緒になぎ倒されてみてぇなァ~~

 

と思ったくらいww

 

映画を観ている時にキャラの見た目に引っかかって楽しめない…そんなの勿体ないですよね。

 

でも『キングダム』にはそれを感じさせないキャスティングのセンスの良さと俳優陣の演技力があり、皆が安心して楽しめる作品となっていました!

 

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忠実になりすぎるがあまり…

 

ここまで『キングダム』の良いところばかりを書き連ねてきましたが、本作には残念なところもありました。

 

それは原作に忠実になりすぎたこと。

 

原作で使われたセリフなどをそのまま実写化したキャラクターに喋らせるシーンが多々見受けられたんですね。

 

原作のセリフから引用するというのは「あの感動的なシーンを映画で再現してくれた!」という、原作からのファンだけが味わえる喜びにも繋がるわけですが、

 

それを示すためだけにキャラクターに喋らせすぎるのは良くないです。

 

特に酷かったのは漂から謎の地図を託された信が、地図の示す地点に1軒の掘っ建て小屋を発見するシーン。

 

俺はお前の仇討ちもせずに、ワケも分からずこんな所にまで来ちまったぞ。教えろよ…漂、お前なんで死んじまったんだよ。なんで俺をここに導いた。こんなボロ小屋に!

 

いやいや…喋り過ぎ!!ww

 

原作でもアニメでも信の脳内のみで語られていた思いを何故映画では喋らせた?信の感情は表情だけで充分伝わるぞ??と疑問に思えてなりません。

 

場面転換の際にまるでパワポのアニメーションが如く、紙芝居のようなだっさいスライドで次のシーンへ移行するのも興ざめでしたが、

 

キャラの心情を喋らせすぎるのは本当に残念でした。不自然だしね。

 

続編の可能性は?

 

嬴政の執政的存在でありながら他国に侵攻中という理由で助けに馳せ参じなかった呂不韋、何を考えているのか分からない怪しげな強キャラとして登場した王騎など、原作では今後のストーリーに大きく関わっていくキャラの出番が控えめだった本作ですが、

 

逆に彼らをばっさりカットしなかった理由を考えてみると、続編への導入的な役割を持たせるためだったのではないかという予想もできると思うんです。

 

それに映画『キングダム』で描かれたストーリーは原作でいう4巻の途中まで、アニメ版でいう15話目まででしかない上に、原作は54巻を迎えて今なお連載中。

 

続編への題材選びに困ることもなさそうですよね。そのため、

 

「続編の可能性は大である」

 

といえるでしょう!いつか公開されることを夢見て期待に胸を膨らませています…てかもう観たい!早く観させて!(切望)

 

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評価、まとめ

 

基本的なストーリーは王道も王道…しかしながらサクサク進むテンポの良さと手に汗握るアクションも相まってアツい展開が繰り広げられる本作。観終わったには背中がジットリと汗ばんでいましたw

 

原作のセリフなどに忠実になりすぎるあまりキャラクターに心情を喋らせすぎだったり、場面転換の際の紙芝居のようなスライドのダサさも目立ちましたが…それを引いても良い!

 

ということで本作を点数にして評価するならば~…?

 

とある

92点!!

といったところでしょうか!初めての方もファンの方も満足な作品でしたね!

 

映画『キングダム』は2019年4月19日より全国で上映中。レンタルや配信の予定は未定ですがまた決まり次第追記します!

 

それでは今回はこの辺で。本記事に対するご意見、ご感想はコメント欄によろしくおねがいします。ではでは!

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