ネタバレ&感想!映画『シャッター 写ると最期』ロシア生まれの良作ホラー!

(C)OOO LABORATORIA KINO, 2018

こんにちは、とあるです!

 

今回はヒューマントラストシネマ渋谷&シネリーブル梅田にて開催された「未体験ゾーンの映画たち2019」の上映作品、

 

シャッター 写ると最期

 

(C)OOO LABORATORIA KINO, 2018

 

についてお話しします!!

 

2019年3月20日よりGEOで先行レンタルも開始されたこの作品は、とあるポラロイドカメラによって7人の若い男女が絶望の淵に立たされるというロシア産ホラー。

 

なかなか面白そうな題材ですね。

 

詳しいネタバレや感想は作品情報のあとに載せているので、いち早く読みたい方は目次から飛んで読んでみてくださいね。

 

作品情報

 

原題:『Deadly Still』

製作年:2018年 製作国:ロシア

配給:インターフィルム

 

主なスタッフ

 

監督、撮影:アントン・ゼンコビッチ

製作:シミョン・シシェルボビチ=ベーチェル、ゲボンド・アンドレアシアン、サリク・アンドレアシアン、アーメン・アナニキャン

脚本:ビクトル・ボンダリュク

美術:アレクサンドラ・ファティナ

 

主なキャスト

 

イリヤ:ステパン・ユラロフ

アリョーナ:アナスタシヤ・ゼンコビッチ

ベラ:ソフィア・ザイカ イラ:イリーナ・テミチェバ

ユラ:イゴール・ハルラモフ

 

※太字=役名、細字=俳優名。

 

予告動画

 

シャッター 写ると最期

 

あらすじ、ネタバレ

 

※結末は知ってるからネタバレはいい!という方、先に感想を読みたいという方は下のボタンを押してください。

↓↓↓↓↓

 

感想の項を読む

 


その昔、霊能者のシュテルンという男がポラロイドカメラを使った霊視を披露したことがありました。しかしアブリコソフという物理学者が彼を撮影してみたところ、現像された写真にはシュテルンの遺体が写っていました。

 

その直後、彼はその写真と全く同じ死にかたで死亡。そのことからそのカメラには被写体に死をもたらす能力があることが分かったそうです。

 

さて時は現代、アリョーナたち7人の若者はパーティー会場である森の別荘に向かっていたのですが道中で鹿と激突して車が故障し、携帯も繋がらない中、深い森に取り残されていました。

 

メンバーの1人ユラは脚を怪我したアリョーナとその彼氏イリヤ以外のメンバーに別荘での物資調達を指示すると、自らは遠くの村へ助けを求めに行きます。

 

ガーギグ、ニック、イラ、そしてアリョーナの姉ベラの4人は指示に従って別荘に向かうも、その途中で山小屋を発見。中に入ってみた彼らはそこで救急キットなどの物資を発見するのですが、同時に壁一面に死んだ生物の写真の貼られた部屋やポラロイドカメラも見つけました。

 

奇妙な光景ではあるものの何かのドッキリだろうと考えたガーギグは、ニックにそのカメラで記念写真を撮ってもらうと、早々に物資を持ってアリョーナのもとに行ってしまいます。

 

しかしそのカメラの能力はあのシュテルンを殺したのと同じカメラだったのです。その能力は時を経ても失われておらず、ガーギグは道中でベアトラップにかかって死んでしまいました。

 

その後、小屋に戻ったベラですがニックとイラ、ベラの叫び声を聞いて駆け付けたイリヤと合流したのちに、誤って鏡に映る自分を撮影してしまったことで、カメラによる第2の犠牲者となってしまいます。

 

カメラの持つ力を知った3人は一刻も早く森を抜け出そうと車で待つアリョーナのもとへ向かいますが、彼女は3人と入れ違いで山小屋に向かっており、そこでベラの死体を発見していたのでした。

 

戻ってきた3人は事情を説明するも、彼女は馬鹿にされていると思い逆上。手にしたカメラでイリヤの姿を撮影したことで彼もまた死に至りました。

 

ここに来てもう3人の仲間が命を落としています。カメラから離れるために小屋から逃げようにも外は真っ暗。アリョーナたちは朝まで小屋の中で休み、それから歩き始めることにしました。

 

しかしその数時間後、突然フラッシュがたかれ、カメラはニックの姿を撮影しました。暗闇の中、アリョーナとイラのどちらかがシャッターを切ったのです。ニックもまた能力からは逃れらず、死んでしまいました。

 

互い疑念を抱きながら朝を迎えるイラたち。アリョーナは彼女に殺されまいと隙をついて小屋を抜け出し、やがて大きな湖に辿り着きました。

 

しかし岸にあった小舟を使おうとしたところで、カメラの所有者である山小屋の主ガルノフに捕まってしまいます。

 

命乞いをするアリョーナですが、ガルノフは話を聞きません。そうこうしているとカメラを持ったイラがやって来ました。

 

カメラの力に魅了されたというガルノフは、養子であるイラを使ってアリョーナたちをここまでおびき寄せたことを明かします。彼らはグルだったのです。

 

しかし何故かイラは彼に反抗的でした。その理由はガーギグたちと小屋で物資を探している最中に、金庫に隠されていたビデオを見てしまったから。

 

そこにはイラの本当の父親、カメラの秘密を暴いた物理学者アブリコソフとその妻が映っていたのですが、カメラの力を証明する実験中に突如家に押しかけたガルノフが彼らを惨殺する様子が残っていたのです。

 

当時、軍の将校であったガルノフは霊視を主導する立場にあったものの、アブリコソフによってカメラの能力がバレたことで15年の独房生活を強いられたため、彼はその復讐としてイラの両親を殺害。彼らの手に渡っていたカメラを奪い、娘を自分の思うがままに育て上げたのでした。

 

ガルノフはその事を明かすとイラのカメラを奪おうと向かってきましたが、それよりも早くイラが彼を撮影します。後に現像された写真の通り、ガルノフは直後に起きたアリョーナの反抗によって死亡しました。

 

復讐を終えたイラは飛んで跳ねての大喜び。しかし彼女にはアリョーナを見逃す気など毛頭ありません。イラもまたカメラの力に魅了されていたのです。必死に逃げるアリョーナを撮影したカメラは、湖底に沈む彼女の写真を現像しました。

 

その後、助けを求めに行ったユラが大勢の警察を引き連れて帰ってくると、イラは一晩のうちに発生した一連の不運な事故、事件の唯一の生還者として彼らに保護されます。

 

ユラはイラが大事そうに持つカメラの存在に気づいて「僕を取ってくれないか?」と頼むと、イラはそばにいた警官に「あなたもどう?」と誘います。警官はせっかくならとその場にいた警官を集めてユラと集合写真を撮ってもらうことにしました。

 

「もっと寄って!入らないわ!」

 

そしてイラはにこやかに笑いながら、カメラのシャッターを切るのでした。

 

スポンサーリンク

感想

一つに絞った異常性

 

シャッター 写ると最期という邦題の通り、本作に登場するポラロイドカメラは生物を被写体として撮影すると、そのモノの最期を写し出すといういわくつき。

 

撮影された対象は数秒から数分の間に、現像された写真と全く同じ姿で亡くなります。

 

いつのことになるか分からないってのもそれはそれで怖いけれど、数秒から数分の間で発動してしまうんだから、悔いの残らないよう生きようとしても何もできないんですよね。

 

迫りくる死にただ震えるだけ。

 

各登場人物も現実を受け止めることも出来ず、皆一様に未練を残したまま旅立ったんだろうなぁ~…と思うと、本人も気づかないような瞬間的な死よりもはるかに怖いものを感じます。

 

ところでこの作品、「カメラには悪霊が乗り移っていた!」とか「○○のかけた呪いによって…」とか霊的な存在は一切ありません。

 

どうやらグリゴリエビッチ氏なる人物が発明したことまでは分かるのですが、そのグリゴリエビッチ氏とはどんな人物なのか。どんな過程でカメラが異常性を有していったのかについても言及されないんです。

 

現実世界に偶然生まれた特異。それがこのポラロイドカメラなんですね。

 

19世紀半ばから後半にかけてヨーロッパで流行したとされる「死後記念写真(ポストモーテム・フォトグラフィー)」の存在や、昔の日本で写真を撮ると魂を抜かれるといった迷信が生まれたりしたように、

 

時の一瞬一秒を切り取る存在である写真やカメラは、何か人間の生とも密接に関連した神秘的な存在であるようにも感じます。

 

本作では霊的な存在に頼らず、カメラ一つに異常性を絞ったことでその神秘性が凶暴性を孕んで恐怖へと昇華したのではないかなと思いましたね。

 

低予算がゆえにCGの安っぽさなどは正直感じるものの、それを補って余りある魅力があった本作は純度の高い良作のホラーだったといえます。

 

ぽっちゃりさんが驚きの怪演

 

こういうホラーって観ている最中にお気に入りの登場人物、いわゆる推しキャラが出来ると途端に作品への没入度が上がるんですよね。

 

逆に言うと何の思い入れもないキャラの場合、正直グロテスクな殺され方しても何してもモブが死んだとしか思えなくて、記憶に残らないんです。(結構怖い発言してますね、僕w)

 

ホラーにおいてのキャラ設定って結構大事だと思うんですよね。

 

そういう目で本作に登場するキャラを見ると一見、どこにでもいそうなイケてない若者グループって感じがするんですけど、良いキャラ立ってるやつがいるんですよ~w

 

それがこのベラちゃん。

 

(C)OOO LABORATORIA KINO, 2018

 

演じているのはソフィア・ザイカという女優さんらしいんですけど、調べてみても過去の出演作とかがヒットしないので向こうでもまだまだ無名の役者なんでしょうね。

 

ふっくらした体形で幅の広いトロンとした二重を持つ彼女は、そののほほんとしたイメージをそのままに、初登場のシーンからコメディ担当として存在しています。

 

しかしホラーシーンになると…豹変するんですよね。

 

仲間がベアトラップに頭から引っかかってしまうシーンでは、彼の体を起こそうとしてちぎれた首の返り血をモロに浴びておかずクラブのゆいPばりにハスキーな叫び声をあげるし、

 

自身がカメラの効果を受けてしまう時には、映りを気にしない迫真の演技でのたうち回って死に至るという、

 

その見た目からは想像できない驚きの怪演を見せつけてくれます。

 

ベラちゃんは割と序盤の方で離脱してしまうのですが、キャラと演技のギャップが面白く、それによって作品への没入度をグンと高めてくれた人物のように思いました。

 

スポンサーリンク

評価

 

何もかも霊のせいだ、呪いのせいだとするのではなく、あくまで異常性を持っているのはポラロイドカメラのみに絞る。

 

それによって対象への恐怖を何倍にも昇華させているように感じ、テンポ良い展開とも相まってしっかり楽しむことのできる作品になっていたように思いました。CGから感じる若干の安っぽさなどもその前ではあまり気になりませんでしたね。

 

ということでシャッター 写ると最期を点数にして評価した場合…

 

とある
とある

79点!!

といったところでしょうか。80分という短い時間なのでサクッと楽しめるのも高評価ですね!

 

本作シャッター 写ると最期は2019年3月20日よりGEOで先行レンタル中。まだ観たことがなく、気になった方は観てみるといいかも?

 

それでは今回はこのへんで。本記事に関する感想はいつでもお待ちしております!ではでは!

コメント

  1. […] ネタバレ&感想!映画『シャッター 写ると最期』ロシア生まれの良作ホラー!今回は映画『シャッター 映ると最期』についての感想や評価をネタバレ有でお話しします!とあるポラロ […]