ネタバレ&感想!映画『シャッター 写ると最期』ロシア生まれの良作ホラー!

(C)OOO LABORATORIA KINO, 2018

こんにちは、映画ブロガーのとあるです!

 

今回は軍事目的で開発されたポラロイドカメラが予期せぬ惨劇を引き起こしていくロシア生まれのホラー映画、

 

シャッター 写ると最期

 

(C)OOO LABORATORIA KINO, 2018

 

について、お話ししていきます!!

 

ヒューマントラストシネマ渋谷やシネ・リーブル梅田で開催された「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品であり、GEOの先行レンタルタイトルともなったコチラの作品。

 

余談ですが先日、同じくポラロイドカメラがキーアイテムとなるホラー映画ポラロイドを鑑賞してきまして。当ブログでも感想や評価、あらすじ解説の記事をUPしたんです。

 

映画『ポラロイド』の感想やあらすじネタバレはコチラ

 

違いをざっくりとまとめると本作がコメディホラーだとしたら、ポラロイドは純ホラーって色合いの強い作品でしたが、

 

後者の監督も新人ながらリブート版チャイルド・プレイの監督に抜擢されるだけあって結構ゾクッとくる作品に仕上がっていたので、気になった方は観てみて下さい!(話だけ知りたいかな…って方は上の記事から飛んでみてねw)

 

さて話がそれてしまいましたが、そろそろ映画シャッター 写ると最期を鑑賞後に抱いた感想、評価の方をお届けしていこうと思います。

 

また「詳しいあらすじや結末が知りたい!」という方には分かりやすい解説もご用意していますので、それぞれ用途に分けてお読みください。

 

ではさっそく作品情報から…どうぞ!

 

作品情報

主なスタッフ

 

監督、撮影:アントン・ゼンコビッチ

・同じく「未体験ゾーンの映画たち2019」で上映された黒人魚では撮影として活躍。監督作は本作が初となる。

 

製作:シミョン・シシェルボビチ=ベーチェル、ゲボンド・アンドレアシアンら/脚本:ビクトル・ボンダリュク/美術:アレクサンドラ・ファティナ

 

主なキャスト

 

アリョーナ:アナスタシヤ・ゼンコビッチ

イラ:イリーナ・テミチェバ

イリヤ:ステパン・ユラロフ

 

ベラ:ソフィア・ザイカ/ニック:サンジャル・マディ/ガーギグ:ガリク・ペトロシアン/ユラ:イゴール・ハルラモフ

 

ストーリー

 

車で森の別荘へ向かう7人の若者たちは、道路を横断する大きなシカに衝突し、深い森の中に取り残されてしまう。

携帯の電波が通じず救助も呼べない彼らは、森をさまよった末に不気味な山小屋にたどり着く。

彼らはそこでアンティークのポラロイドカメラを発見するが、それはレンズを向けられた者の最期の姿を写し出すという、いわくつきのカメラだった。

 

映画.comより

 

予告動画

 

シャッター 写ると最期

 

ネタバレ、結末

 

※この項は映画シャッター 写ると最期のあらすじを結末までネタバレしています。(所要時間:約2分ほど)

※感想を読みに来たという方は以下のボタンを押してください⇒⇒⇒感想の項を読む

 


 

その昔、とある霊能者がポラロイドカメラを使った霊視実験を披露した際、疑問を持った物理学者がそのカメラで彼の姿を撮影するという事件がありました。

 

現像された写真には何故か死んだ霊能者の姿が写っており、その直後に彼はそれと全く同じ姿で死亡。このカメラには被写体に死をもたらす能力があることが分かったそうです。

 

時は現代。アリョーナたち7人の若者の乗った車は森の別荘に向かう途中で鹿と激突してしまい、深い森の中に取り残されていました。

 

メンバーの1人ユラは脚を怪我したアリョーナとその彼氏イリヤ以外のメンバーに別荘での物資調達を指示すると、自らは遠くの村へ助けを求めに行きます。

 

しかしガーギグ、ニック、イラ、ベラの4人は道中にあった山小屋の中に入り、救急道具を調達。部屋には他に奇妙なポラロイドカメラも置かれています。

 

能天気なガーギグはそのカメラでニックに記念写真を撮らせると、物資を持って早々にアリョーナのもとへ向かうのですが、そのカメラはあの霊能者を殺害したカメラでした。

 

撮影されたガーギグは道中でベアトラップにかかって死に、ベラもニックたちや駆け付けたイリヤと小屋で合流したのちに誤って鏡に映る自分を撮影して死んでしまうのでした。

 

カメラの能力を知り、一刻も早く森を抜け出そうとアリョーナのもとへ向かうイラたち3人。しかし彼女は入れ違いで山小屋に向かっており、ベラの死体を発見していました。

 

戻ってきた3人は事情を説明するも、馬鹿にされていると逆上するアリョーナ。彼女が置いてあったカメラでイリヤを撮影したことで彼もまた死に至りました。

 

辺りには夜の帳が降りています。アリョーナたちは朝になったら小屋を出ようと考えましたが、その後突然、カメラがニックの姿を撮影しました。

 

ニックは2人の内のどちらかにわざとシャッターを切られたことでパニック状態となり、壁に掛けられた装飾にぶつかって死んでしまいました。

 

互いに疑念を抱きながら朝を迎えるイラたち。アリョーナは隙をついて小屋を抜け出し、やがて大きな湖に辿り着きます。

 

しかし岸にあった小舟を使おうとしたところで、自身をカメラの所有者だと名乗る男ガルノフに捕まり、カメラを持ったイラにも追いつかれます。

 

実はガルノフとイラは養父養子の関係。カメラの能力に魅入られたガルノフがイラを使って、皆を森におびき寄せていたのだと彼の話から分かりました。

 

ですがイラは彼に反抗的でした。彼女は小屋で皆と物資を探すフリをするうちに、そこに隠されたビデオを見て気づいていたのです。

 

自身の本当の両親、霊視実験の場においてカメラの真の能力を暴いた物理学者アブリコソフとその妻を殺害した犯人はガルノフであると。

 

それを聞いたガルノフは昔ロシア軍で霊視を主導する立場の将校であった自らを失脚させた復讐であったと明かし、力づくでカメラを奪おうとイラに向かいます。

 

しかしイラは素早くカメラをガルノフに向け、撮影。現像されたのは脳天に碇を突き刺されたガルノフの姿でした。その直後、彼は小舟の碇を持ったアリョーナの反抗によって死亡しました。

 

窮地を脱したアリョーナですが、イラもまたガルノフと同じくカメラに魅入られて存在。彼女は小舟での逃走を図るもその姿を撮影され、湖底に沈むのでした。

 

しばらくして、辺りにパトカーのサイレンが響き、近隣の村に助けを求めにいったユラが大勢の警察を引き連れて帰ってきました。

 

彼らは一連の悪夢のような出来事に絶句するも、カメラを大事そうに抱えながら身を震わしてイラが犯人であるとは露にも思わず、彼女を保護します。

 

イラは勇敢にも夜の森を駆けて助けを呼んだイラと職務を遂行する警察官に感謝の意を示し、「このカメラで写真を撮らない?」と呼びかけます。

 

誇らしげな表情を浮かべるユラや警察官に対し、イラは「もっと寄って!入らないわ!!」と言い、その後、カメラのシャッターを切るのでした。

 

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感想

カメラのみに絞った異常性

 

もし自分の死の瞬間を写した写真を生きているうちに見せられた場合、人は何を感じ、どんな反応をするのでしょう?

 

それが家族に囲まれて安らかに旅立つ瞬間の写真ならまだしも、僅かに自分だと判別出来るくらいグチャグチャに顔を抉られた姿とかが写っていたら??

 

きっと嘘だと信じたくても突き付けられた事実に震え、「未来を変えたい!」と必死になって願ったり、

 

やがてはそれまでの期間を懸命に生きようと思い始めるか、絶望に暮れるのではないか…と思います。

 

本作シャッター 写ると最期に登場するカメラも、そんな撮影した生物の最期を現像するという曰く付きのカメラ。

 

しかし先程の例とは程度が違って“数秒から数分の間に効果が発動してしまう”というのが設定のミソとなっていたように思いましたねー。

 

死など考えたこともないような若い男女に突如突きつけられる死の恐怖。

 

迫り来る現実に対して彼らがあげる断末魔は悲痛な思いを孕んでおり、作中でも強烈な印象を残していました(特にベラちゃんはMVPだと思うw)

 

何故か蛍光塗料みたいに明るい血には違和感こそあったけれど、その他のシーンではわりと動的な流血表現に力を入れていて好感が持てましたし、

 

そしてもう1つ、霊とか呪いとかの要素に頼るんじゃなく、異常性をカメラのみに絞ってフォーカスしていたのが良かったですね!

 

現実世界に偶然生まれた特異って存在はファンタジー映画のアーティファクトを想起させます。

 

ストモーテム・フォトグラフィー(死後記念写真)の存在や、昔の日本でカメラは魂を吸い取るなんて噂が流行ったことを考えると、面白い試みだと思いました。

 

低予算がゆえのCGの安っぽさなどは正直感じるものの、それを補う魅力のある良作ホラーでした。

 

サスペンスか、コメディか

 

本作シャッター 写ると最期はホラー映画という括りにこそなってはいますが、中盤などは特にコメディ要素が強い印象を受けました。

 

とはいえ、それが作品の良い味付けとなっていたかと言えば別。むしろ雰囲気がこう…ゴチャッとしてた。

 

恐怖の対象であるカメラを逆転の発想で武器にするんだ!っておバカ展開にこそ笑ったけれど、

 

なんで彼はビデオ残してたの?なぜカメラの能力を知ってからもそれから離れようとしないの??どうしてわざわざ死に向かうような行動をするの??といった、

 

設定の甘さや粗さに対する呆れ、失笑の割合が大きく、中盤→終盤の流れの悪さも目立ちます。

 

主人公が明確に設定されていないのを群像劇と言えば聞こえはいいけれど…そうじゃない。

 

誰にも焦点が当たらぬまま物語が進んでいくうえに、テイストがホラー、コメディ、サスペンスと定まらないから観ていて話にイマイチ没入しづらいんですね。

 

作品のテンションと鑑賞者のテンションがリンクしない…とでも言いましょうか。カメラというアイテムの使い方、作中での存在感が良かっただけに勿体なかったなぁ…。

 

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評価

 

何もかも霊のせいだ、呪いのせいだとするのではなく、あくまで異常性を持っているのをポラロイドカメラのみに絞り、対象への恐怖を際立たせたホラーの構図に良さを感じた本作。

 

CGが安っぽかったり、何か死に急いでるようにしか見えないキャラが多いことで変にコメディ寄りに感じることもありましたが、ラストでの含みを持たせた展開には「おっ、上手く〆たな~」とニンマリしちゃいましたね。

 

ということでシャッター 写ると最期を点数にして評価した場合…

 

とある
とある

65点!!

 

といったところでしょうか。80分という短い時間なのでサクッと楽しめるのも評価ポイントですね!

 

それでは今回はこの辺で。本記事に対するご意見、ご感想はコメント欄によろしくおねがいします。ではでは!

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