ネタバレ&感想!映画『ロックアップ』(2018):デキの悪さはスペースデブリ並

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こんにちは、映画ブロガーのとあるです!

 

今回はスコット・アドキンス演じるCIAエージェントが脱獄したテロ集団の計画を阻止すべく奮闘するSFアクション

 

ロックアップ(2018)

 

ロックアップ 映画

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について、鑑賞後の感想や評価などをお話していきます!

 

前に当ブログでも取り上げた映画デッドロック 絶対王者ボイカを観てからというもの、スコット・アドキンス出演の映画を追いかけている僕。

 

 

彼の出ている作品の大半はアクション映画なんですけども、珍しくSF映画にも出演しているという情報を聞きつけ、観てみました。

 

ちなみにいくらネットで探しても画像が見つからなかったのですが、レンタルでのジャケットはこんな感じ。

 

ロックアップ アドキンス

 

まるでトロン:レガシーを彷彿とさせる、ザSFってカンジの宇宙スーツを着たアドキンスが何だか気の抜けるフォームで銃を構えるジャケットとなっております。

 

もう観る前から香ばしい匂いがプンプンと漂ってきていますが、いいんです。僕は映画を観ることが好きなので…はい。

 

そういえばこの映画、劇場未公開作品ではあるんですが、レンタル流通前にWOWOWで先に放映されてたみたいで。その時はスペース・ロックというタイトルでやってたみたいです。

 

スペース・ロックの感想で当ブログに行き着いた方も間違いではないので安心して読み進めてくださいね…それでは早速作品情報からどうぞ!

 

作品情報

主なスタッフ

 

監督:エリク・サラゴサ

・カム・ジガンディ主演スーサイド・ミッション(2007)などの映画に助監督として参加。短編を除き、長編映画を監督としての立場で担当したのは本作が初。

 

原案、脚本:ジョーグ・サラレグイ

 

製作:リック・ベナッター、ナイジェル・トーマス/撮影:ウラディミール・イリク/音楽:アレクサンダー・ボーンスタイン

 

主なキャスト

 

ライザー:スコット・アドキンス

・柔道、キックボクシング、中国拳法…と多くの武術に心得があり、スタントマンとしても活躍。主な出演作にデッドロックシリーズ、2012年公開のエクスペンダブルズ2がある。

 

 

ブリッジス:アーロン・マカスカー

ストーン:ミシェル・ルヘイン

 

アーガン:ヴァイディン・プレリック/キングスリー:ルーカス・ラウラン/イドリス:アラー・サフィ

 

予告動画

 

『エクスペンダブルズ2』のスコット・アドキンス主演/映画『ロックアップ』予告編

 

ネタバレ、結末

 

※この項は映画ロックアップ』(2018)のあらすじを結末までネタバレしています。(所要時間:約1分半ほど)

※感想を読みに来たという方は以下のボタンを押してください⇒⇒⇒感想を読む

 


 

複数の主要国が活動を支援する宇宙基地。ここではテロ組織“ウルフパック”のメンバーであるアーガンやイドリスら6名が、ボスの正体について尋問を受けていた。

 

しかしある時、アメリカからの査察であるCIA構成員ライザーの随行者で医師のストーンは不手際により彼らの脱獄を許してしまい、基地を占拠されることに。

 

ライザー、ストーン、尋問担当官のキングスリー、シャトル操縦士ブリッジスの4人は、ロシアへの基地墜落計画を進める彼らへの対応に追われるのだが、

 

その最中にライザーが発した「アーガンは組織の宣伝担当だ」という発言を受け、ブリッジスは彼への不信感を募らせた。脱獄後の指揮一つを見ても、アーガンがただの宣伝担当とは到底思えなかったからだ。

 

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ブリッジスの追求により、ライザーが明かした事実…それはCIAが以前から“組織のボスはアーガンだ”と暴いていたこと、そして自身は”工作員”として彼らに送り込まれてきたことだった。

 

当時のCIAは新しい運営モデルのサンプルとして基地に強い興味を抱いており、真実を明かして尋問が打ち切りになることを憂慮。

 

しかし、今になって自分たちが情報を独占することが自国の利益に繋がると方針を変え、基地が真実を明かしてしまう(=出資国全体が情報を得る)前に尋問を打ち切ろうと、閉鎖を企んだのだ。

 

この事実は一行を動揺させ、キングスリーを囚人たちへの単身突撃へと突き動かした。結果、捕縛された彼は基地の操縦を無理強いされ、墜落計画は更に加速してしまう。

 

これには「工作活動は未遂とは言え、ライザーは告発すべき敵だ」と考えていたブリッジスたちも状況打開のために、彼と協力して囚人に立ち向かった。

 

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3人は一人、また一人と敵を屠ると、隙を見て切断されていた通信回線を復旧し、基地の運営理事会に事態報告を完了。キングスリーの命は救えなかったが、その後、囚人の殲滅に成功するのだった。

 

しかし、基地はこの時既に大気圏への突入を目前に控え、墜落計画の完遂を恐れた理事会によって発射された迎撃ミサイルはすぐそこまで接近していた。

 

告発を免れようと、2人を出し抜いて足早にシャトルに向かうライザー。ストーンはそんな彼を格闘の末に撃破すると、ブリッジスと共にシャトルに乗り込み、地球への生還を果たすのだった。

 

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感想

 

前書きでもお話した通り、「アクション映画メインのスコット・アドキンスもSF映画で主役張ってんだな~~~」と思い、鑑賞したこのロックアップ』(2018)

 

元々、彼の出演作を追ってみようと思ったキッカケがアクションの凄さにあったので「まぁ…最悪、バトルシーンがしっかりしてたらイイかな?」なんて思っていたりもしたのですが、

 

この映画はSF要素の限りなく薄い…かといってアクション映画とも言い難い、誰が主人公かも定かでない中途半端なスペースデブリ映画として、僕の淡い期待を見事に打ち砕いてくれました(罵詈雑言)

 

まず第一に誰が主人公なのか定かでないって話なんですけど、中盤までは確かにスコット・アドキンス演じるライザーを主軸に物語が進められていたにも関わらず(彼、一応トップクレジットだしね…)

 

何故か中盤からは“利益のために不正を働く会社VSそれを断じて許さない正義の社員”みたいな対立構図のもと、ライザーの裏の顔を暴いたストーンたち2人にスポットが当たり始めていくんですよね…。

 

監督としては政府による陰謀を絡めたサスペンス・スリラーのテイストを保ちつつ、不正に立ち向かう正義のヒーロー、ヒロインの活躍と危機を同時に描いて一本の映画にまとめあげてやろうって魂胆なのでしょうか…??

 

もし、そうだとしたらそもそもの内容的な不発感、共倒れ感はともかく…主人公を他に移すという手法が強引過ぎて、鑑賞者に不必要な混乱を与えるものだったと思いますし、

 

ストーンなんか“頭がフラワーガーデン過ぎて脱獄引き起こしたヤツ”くらいの描き方しかされてない状態だったのに、そんなヤツの物語に身が入る訳が無いだろっていう…。

 

序盤で脱獄した囚人たちが「自分たちは宇宙に居るんだ…」と気づくシーンでも、衝撃の事実!!とばかりに引きで撮った銀河の映像が流されていましたが、んなこと鑑賞者は既に知っているワケで…。

 

どうにもこの監督、「鑑賞者は誰の立場から物語を観進めるのだろうか…」とかをよく理解もせずに、行き当たりばったりで作品を撮っているように思えてなりませんでした。

 

話をうまく進められないなら、「せめてアクションシーンだけは頑張ってくれよ…」と思ったものの…それすらも叶わず。

 

本作のスコット・アドキンスの役柄を強キャラに設定しなかったのはどのような考えによるものなのか、敵とのタイマン勝負においても彼の高い身体能力を生かした妙技の一つも見せてくれないSっぷり。

 

アクション向きでない俳優たちが戦いに加わる乱闘シーンも縦に横にと激しく揺らすカメラワークで“戦っている雰囲気”を撮りたいだけなのが見え見えでしたし、

 

本作のアクションシーンは話のデキの悪さに見切りをつけた鑑賞者を絶望的な不完全燃焼感に陥れるクオリティとなっていましたね。

 

唯一、中盤の戦闘では普段ステゴロで相手を制すことの多いスコット・アドキンスには珍しく、ナイフを用いた敵にナイフで戦いを挑むシーンなんかもあり、

 

まるで“蝶のように舞い、蜂のように刺す”を体現するかのようにピンポイントで敵の体の筋のみを切りつけるバトルスタイルで戦っていたのは純粋に面白いな~~とは思いましたが…それだけではやっぱり物足りない。

 

予算の問題からか宇宙基地が舞台なのに無重力表現もないし、武器もスタンバトンやメリケンサックといった現代的なものばかりなんだから、

 

せめてあのジャケットのようなね…馬鹿でかいレーザー銃で交戦するシーンの1つでもあれば、ちょっとしたSF感も得られるし、ガンアクションという幅が生まれるのになぁ。

 

まぁ、それがあるからといって傑作には絶対になりえませんけどね…(-_-;)

 

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評価、まとめ

 

SF映画なのにSF要素が少なく、下手な陰謀スリラーと義憤に駆られた戦士の英雄譚()で描かれる物語は主軸がブレブレ過ぎて共倒れ…。

 

恐らくこの映画を観る鑑賞者の8割強が求めているであろうスコット・アドキンスのアクションも正直ナイフ捌きくらいしか特筆するものがなく、かなり残念なデキの悪いスペースデブリ映画となっていました…。

 

え?スペースデブリってそもそもなんなのかって?…それはご自分でお調べください。まぁ、要するに宇宙ゴm……。

 

ゴホン!…ということで、映画ロックアップ(2018)を点数にして評価するならば~~

 

とある
とある

29点!!

 

といったところでしょうか?海外の映画サイトIMDBでは「(スコット・アドキンスよ、)こんな映画に出て、自身のキャリアを潰すな!なんて辛辣なコメントもありましたが、

 

それほどまでに彼に向けられている期待は大きく、この映画でそれに応えられた部分は少ないということでしょう…僕もそう思います(-_-;)

 

それでは今回はこの辺で。本記事に対するご意見、ご感想はコメント欄によろしくおねがいします!ではでは。